
「気象予報士の仕事 天気の謎にせまる」と題した講演会が2月7日、豊田市立古瀬間小学校(志賀町)で行われた。
NHKキャスター土井邦裕さん、古瀬間小で講演 天気の謎に迫る
児童が夢を持ち、自分の将来の生き方について考えるとともに、自然科学への関心を高める機会を設けることを目的に、同校が企画した特別授業。今回は、NHK名古屋の情報番組「ぐるっと」のMCで、豊田市出身の気象予報士・土井邦裕さんを迎え、3年生~6年生の児童約200人が参加した。
講演では、はじめに番組の映像や小学生時代の写真を見せながら自己紹介した後、就職してから現在に至るまでのキャリアや、一日のスケジュール、出演番組が放送されるまでの準備などについて、時折ユーモアを交えながら語られた。
その中で土井さんは、天気予報に欠かせないテクノロジーである地域気象観測システム「アメダス」について、アメダスという言葉が略称であることや、さまざまな観測データをコンピューターで計算し、最後は人が確認・判断して情報を発信していることを説明。児童から「虹」について質問を受けると、実際にステージ上で疑似的に虹を作ってメカニズムを説明する場面もあり、ステージ上のスクリーンに虹ができると、会場から大きな拍手が起こった。
参加した児童からは、「虹の実験で光が反射して(本当に)虹ができてすごかった。」「(人の)役に立つ仕事に就きたいと思っていたので、(気象予報士を)目指そうかなと思った」などの感想が聞かれた。