
「第1回とよたワークショップギャザリング」が2月22日・23日、豊田市青少年センター(豊田市小坂本町1)で開かれた。
豊田市青少年センターでワークショップギャザリング 大学生と企業が交流
ワークショップギャザリングは、「さまざまなワークショップを複数体験できた方が多くの人が参加しやすいのでは」という考えから、大学教員や大学生・大学院生、児童館や社会教育施設のスタッフ、企業関係者やアーティストなど、さまざまな立場のメンバーが参加し、実行委員会形式で運営しているもの。椙山女学園大学(名古屋市千種区)で2014(平成26)年8月に「ワークショップ・デイ」を開催したのを機に、「あいちワークショップギャザリング」として年2~3回開いている。
今回は、豊田市内で市民活動に携わっている同市在住の加藤智江さんの提案で、同市で初めて開催。「The Art of Life~使う人から作る人になろう~」をテーマに、大学生が企画したゲームや体験をはじめ、地域電力会社や工務店など17のブースが出展した。
このうち、愛知淑徳大学の学生が考案し、出題されたクイズに数字で答える「かずる」と名付けられた知育カードゲームのブースや、関東学院大学の学生が出展する「ミッション&アートカードを作り、交換しよう」というブースでは、ゲームを楽しむ親子の姿が見られた。
このほか、おにぎりなど学食で売れ残った食材を堆肥にし、畑に還元して野菜を栽培する様子を紹介するブースや、ソーラー発電機キットの製作体験、コーヒーのいれ方をプロが伝授するものもあり、終日、家族連れでにぎわいを見せた。
実行委員で、中京大の宮田義郎教授は「豊田市は自然が身近にある。日常生活で野菜などの食材を買ってくることが習慣になっているが、(昔のように)自分で作ることの喜びを取り戻すきっかけにしてもらえれば」と話す。