
「みたけさんふぇすてぃばる2025」が3月2日、美岳小屋イチゴハウス特設会場と隣接するBESS東愛知住宅展示場(豊田市大池町)で開催された。
「子どもたちと一緒につくる、子どもたちを主体に」をコンセプトに、同市や隣接する豊田市でイチゴやピーナツの栽培に従事する「美岳小屋」代表で、元消防士の林剛さんが仲間や友人たちと実行委員会を立ち上げ企画。コロナ禍でさまざまな制限を強いられた子どもたちに何か解放できる場を作れないか、オンラインだけでなくリアルな場でコミュニケーションを取る場所が作れないかと考え、コロナ禍で行動制限を余儀なくされた2022年に初めて開いた。
4年目となる今回は、林さん所有の農園と隣接する住宅展示場を会場に、「楽しみながら学びのある場所になれば」という考えから、コンテンツは子どもたちが主体的に参加するワークショップを中心に開いた。併せて、イベントの趣旨に賛同するミュージシャンらによるライブステージも行われた。
イベントは、住宅展示場内に設けられたステージで、子どもたちによる巫女(みこ)舞の披露で幕が開けた。ストロベリーフィールズでは、子どもたちを中心に結成されたバンド「東海いちごハウス大作戦」が演奏を披露し、主催する林さんの消防士時代の後輩に当たるお笑い芸人・青木マッチョさんが、ゲストとして登場。多くの来場者とともにステージを盛り上げた。
このほか、林さんが育てた無農薬イチゴを使った食品や豊田市のソウルフード「五平餅」を提供する飲食ブースや、能登半島地震の復興支援に当たった有志の活動を紹介する展示、古着回収などを行うブースもあり、地域住民やミュージシャンのファンらが訪れた会場は終日、にぎわいを見せた。