豊田市中央図書館(豊田市西町1)で9月12日、映画上映会「WE LOVE CINEMA~変わらぬ感動を伝えたい~」が開催された。
豊田市中央図書館で開催された映画上映会「WE LOVE CINEMA~変わらぬ感動を伝えたい~」
シネマコンプレックスの誕生をきっかけに映画館を豊田市中心市街地のにぎわいの創出に活用しようと豊田市や中心市街地の公共・商業施設などで構成する「映画を活(い)かしたまちづくり実行委員会」と同館が主催し、保育施設の運営や文化事業などを手掛ける「ダーウィン」(豊田市若宮町1)の企画協力で開いた。
当日は、市内の小学生とその家族など約30人が来場。1958年に第1作が出版されて以降、世界40カ国以上で翻訳され、3500万部以上を売り上げるイギリスの児童文学「パディントン」シリーズを基に初めて実写化された映画「パディントン」が上映された。
上映に先立ち、ナビゲーターを務めるラジオ・ラブィートのパーソナリティー、葵(あおい)真弓さんが同作品の概要や舞台となるロンドンについて紹介。上映中、主人公で真っ赤な帽子をかぶった小さな熊のパディントンが、ペルーのジャングル奥地からイギリスのロンドンへやってきて起こすドタバタ劇に、会場が笑いに包まれた。
会場内には、「パディントン」シリーズの作品やイギリスにちなんだ書籍など、同館所蔵の本が並べられ、上映終了後には気になった本を手に貸し出し手続きをする参加者の姿も見られた。
主催した同館職員の太田さんは「家族連れをはじめ多くの方が来場し、映画を楽しんでいただき、関連する本にも関心を持ってもらえたようで良かった」と話す。
次回は12月に開催予定。10月には、豊田市駅西口ペデストリアンデッキで屋外上映会を開く予定。