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豊田市 産学官で消防用ロボット導入に合わせ「能力開発の協力協定」締結 

協定書を手にする太田市長(左)と鈴木社長(右)と消防用ロボット(手前)。

協定書を手にする太田市長(左)と鈴木社長(右)と消防用ロボット(手前)。

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 「消防用ロボットの能力開発の協力に関する協定」の締結式が12月18日、豊田市役所で行われた。

豊田市 産学官で「能力開発の協力協定」締結 消防用ロボット導入期に

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 同協定は、豊田市つながる社会実証推進協議会の取組として、豊田市消防本部が市内で産業用コンピューターやインフラ点検用ロボット事業を展開するサンリツオートメイション(東京都町田市)、愛知工業大学(豊田市八草町)と締結するもの。

 火災や特殊な災害現場で要救助者の捜索などが実施可能な消防用ロボットを共同開発し、12月16日に全国で初めて導入したことに伴い、消防用ロボットの検証や改良を継続的に推進できる体制を構築するため、同協定を締結した。

 同協定では、消防用ロボット及び改良部品の有効性の検証協力、消防訓練の見学許可と訓練施設の提供、活用事例の発信等が盛り込まれ、18日に行われた締結式には、太田稔彦豊田市長と、同社の鈴木一哉社長らが出席。太田市長と鈴木社長が協定書に署名した後、記念撮影が行われた。

 太田市長は「この取組が他の自治体にも広がっていくことを願う」と今後の発展に期待を寄せ、鈴木社長は「これがゴールではなくスタート。ロボットを使ってもらうことで様々なフィードバックを受け、より進化させていく。『豊田生まれのロボット』として、ブランド化できればと思う」と、今後の抱負を述べた。

 今回、導入されたロボットは今年9月に「2025年度豊田ものづくりブランド」として認定された同社の技術を活用して製作されたもので、大規模空間火災及び有毒ガス災害における人命検索、空間把握、環境測定、定点監視、要救助者への呼びかけなどに使用。2026年1月10日に豊田スタジアム(豊田市千石町7)で行われる「令和8年豊田市消防出初・観閲式でお披露目される。

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