愛知環状鉄道(愛知県岡崎市)が9月から、「秋の愛環1dayパス」を期間限定で販売している。
同社は、岡崎市から豊田市、瀬戸市を経由し春日井市を結ぶ鉄道路線を運営する第3セクター。沿線に自動車関連企業や高校・大学などが立地していることから、コロナ禍によるテレワーク普及の影響で利用者が減少し、利用拡大が課題となっている。
1dayパスは週末の行楽や観光に利用してもらおうと企画し、昨年発売したもの。9月~11月の土曜・日曜に利用でき、同線内で一日中何度でも乗り降り可能。今回から、沿線にある豊田市美術館や岡崎城、愛知県陶磁美術館など8施設では、同パスを提示すると入館料や観覧料が割引になる特典を加えた。
同社営業課の益子さんは「新型コロナの影響で利用客が減少し、愛環線も苦戦している。この機会にお得なフリー切符を使って秋の行楽を楽しんでもらえれば」と利用を呼び掛ける。
料金は、大人=1,000円、小児=500円。新豊田駅や三河豊田駅、八草駅など定期券を販売する駅窓口のほか、スマートフォンの電子チケットアプリ「RYDE PASS(ライドパス)」でも扱う。販売は11月28日まで。