豊田市駅から豊田スタジアムを結ぶ豊田市駅前通りや豊田大橋などで先進的なクルマが隊列走行を行った。
これは、豊田スタジアムに観戦に訪れる市内外のサポーターに電動車をPRすることで、電動車の普及促進や「クルマのまち・とよた」ならではの魅力を発信する目的で、豊田市役未来都市推進課がトヨタ自動車の協力の下、豊田スタジアムの開業20周年イベントが行われJ1リーグ第33節名古屋グランパス対ヴィッセル神戸戦の開催に合わせて行ったもの。
この日は、東京五輪の聖火リレーやマラソン先導などでも使われ、先進的なデザインと機能を持つ電動車「LQ」1台と市内での飲食デリバリーサービス「T-CARGO(ティーカーゴ)」で用いられる小型電気自動車「i-ROAD(アイロード)」3台が、試合観戦に向かうサポーターが行き交う中、隊列を組み走行。「LQ」には太田稔彦豊田市長も乗車した。
このほか同市が所有する小型電気自動車「C+pod(シーポッド)」3台と「Coms(コムス)」2台も中心市街地やスタジアム周辺を走行し、スタジアムを訪れる人に向けて「クルマのまち・とよた」をPRした。
16時ごろからは、観戦後のサポーターに間近で見てもらおうと豊田市駅前の参合館前広場で車両展示が行われ、帰路に就くサポーターや付近を通行する高校生らがスマートフォンで撮影する姿も見られ、関心の高さがうかがえた。
企画を担当した同市未来都市推進課の小林さんは「さまざまなタイプの電動車を多くの人に見てもらうことができ、市内外の人に『クルマのまち』を改めて実感してもらえたのでは」と話し、一定の手応えを感じていた。