名鉄豊田市駅前で10月30日、「スポGOMI大会 in とよた」が開催された。
豊田市駅前で「スポGOMI大会」 食品ロス削減全国大会の開催のおもてなしイベントとして開催
スポGOMI大会は、企業や団体が取り組む従来型のゴミ拾いに「スポーツ」のエッセンスを加え、今までの社会奉仕活動を「競技」へと変換させた日本発祥の新しいスポーツイベント。競技は、4~5人でチームを組み、制限時間内に定められたエリア内でゴミを拾い、その質と量を競うもの。市内の競技者自身がゴミ拾いを通じて、「同じ目標に立ち向かう」「チームで力を合わせる」など、スポーツが持つ達成感や爽快感を味わえるという。
今回は、国際的なスポーツ大会でボランティアスタッフとなり活動するボランティア団体「スポーツボランティアとよた(スポボラとよた)」が主催し、豊田市などが後援。「食品ロス削減全国大会」のおもてなしイベントの一環として企画し、とよたSDGsパートナーに登録している25の企業と団体が参加する。
競技は9時40分過ぎにスタート、同駅を中心とした約1キロの範囲を各チームに分かれて、1時間でタバコの吸い殻やビニール傘、空き缶など合計108キロのごみを回収。10キロのゴミを回収した豊田市立朝日丘中学校の生徒らによる「朝中ゴミ拾いレンジャー」が優勝した。
表彰式であいさつに立った太田稔彦豊田市長は「駅前はきれいといわれているが、1時間でこれだけのゴミが集まったことは正直ショック。このスポGOMIが本格的に定着することで、市民が楽しみながら力を合わせて街がきれいになることを期待したい」と話し、スポGOMIイベントの広がりに期待を寄せた。
同大会を担当した豊田市未来都市推進課の松井さんは「食品ロス削減全国大会を盛り上げるイベントとして、とよたSDGsパートナーの有志で企画し取り組んできた。街なかににぎわいをつくれ、食品ロス削減やゴミの削減を啓発することができた。今後もSDGsパートナーの活動を推進していきたい」と話し、今回の成果を振り返った。