「〇〇(まるまる)マルシェ」が4月10日、豊田市駅東口まちなか広場「とよしば」で初めて開催された。主催は、豊田市内で福祉施設を運営する社会福祉法人無門福祉会などから成る実行委員会。
会場には8つのブースが並び、農薬や肥料を使わない「自然栽培」農法で育てた有機野菜をはじめ、コーヒー焙煎(ばいせん)豆や置き菓子など福祉施設で作られた一品物が販売され、家族連れなどが来場した。
アスファルト舗装された道路にチョークで落書きができるコーナーでは、人気アニメのキャラクターや動物を楽しそうに落書きをする親子の姿が見られた。
このほか、軽トラックの荷台の上で枝豆の種まき体験も行い、来場者は楽しみながら農業や福祉への関心を高めていた。
企画した同法人の中本健太所長は「豊田では初めての試みだったが、多くの家族連れや子どもが楽しみながらイベントに参加してくれて良かった。福祉を前面に出すことなく、自然な形で福祉施設への関心を高めてもらえるよう活動を続けていきたい」と話す。