豊田市中心市街地のホテルや金融機関等で、「みんなで豊田市の空に鯉のぼりをあげよう~10年後の君に~」と題して、10年後の子どもたちに向けたメッセージを書いたこいのぼりが掲げられている。
これは、豊田市SDGsパートナー登録企業で、子育てに関する課題解決や里親支援活動に取り組んでいる人形店「山田屋」(豊田市錦町)の店長・加藤浩枝さんが企画したもの。
加藤さんが用意したオレンジ色で全長70センチの小型こいのぼり50尾に、3月中旬から来店客や近隣で暮らす子ども、企画の意図に賛同した企業の従業員らがメッセージを寄せた。
10年後の子どもに対しての願いをつづったものや将来の自分に向けてのエール、コロナ禍の中で奮闘する医療関係者への感謝の気持ちを記したものなど約500の願いが書き込まれたこいのぼりは4月上旬から、豊田スタジアムや地元金融機関、ホテルなどの国旗掲揚ポールに挙げられている。
加藤さんは「コロナ禍でも頑張って生まれてきた多くの赤ちゃん、頑張って出産したお母さん、命を懸けて働く医療機関の方をはじめ、たくさんのメッセージを頂き感謝している。たくさんの夢がかなうことを心から願っている」と話す。
地元からメッセージを寄せたいとの要望もあり、4月17日から店舗で再びメッセージを募る。