「2022 OMバーチャル世界決勝大会」で初優勝した豊田少年少女発明クラブのメンバーが7月28日、太田稔彦豊田市長を表敬訪問した。
「豊田少年少女発明クラブ」メンバー、世界決勝大会初優勝を太田市長に報告
OMは「Odyssey of the Mind(知的探検旅行)」の略で、子どもの創造的な問題解決の能力・技術を養うために行われている世界的な競技大会。世界決勝大会は毎年、世界から850チーム以上、約1万人が参加する科学技術の頭脳オリンピックで、今年で43回目の開催となった。
「OMバーチャル世界決勝大会」は、コロナ禍でも開催できるよう2020年に創設され、事前に撮影した動画による審査と、指定の単語を用いて文章を作成し限時間内に専用サイトで回答する競技の得点を競う世界規模の大会。当日は、同大会に参加した同クラブのメンバー7人と関係者らが太田市長を訪れ、結果を報告した。
報告会では、同クラブの上田健仁理事長が「3年目のバーチャル参加で1位を頂きうれしい」と話し、総合コーチの田中康之さんは「子どもたちが7人で力を合わせて課題を乗り越え、頂上に到達できたことを報告できて私たち指導者もうれしい」と笑顔を見せていた。
続いて、実際に課題として取り組んだ英語劇を上映したほか、参加メンバーの感想も紹介。「この7人で優勝できてうれしい」という喜びの声や、「諦めないことの大切さ」「協力・意思疎通の重要性」など参加することで得られた経験を一人一人、自分の言葉で伝えた。
最後に太田市長が「世界一、おめでとう。今回の優勝が弾みになって、この7人の絆が続いていき、今後、新しい何かを生み出してくれることを期待している」と、労いと激励の言葉を贈り会を締めくくった。