イオンシネマ豊田KiTARA(豊田市喜多町2)で12月4日、「ハロー!カーボンニュートラルプロジェクト 脱炭素!機動戦士ガンダム映画祭トークショーが行われた。
豊田市、カーボンニュートラルでガンダムとコラボ イオンシネマで上映会も
同プロジェクトは、市民や市内事業者にカーボンニュートラル(CN、温室効果ガス排出実質ゼロ)をより身近に感じてもらい、自らの行動につなげてもらえるよう訴求効果を高めるため、バンダイナムコグループ(東京都港区)ガンダムプロジェクト協力の下、「環境・先進技術と親和性が高く」、幅広い世代に人気の作品「機動戦士ガンダム」を活用した取り組み。
プロジェクトでは、超小型EV公用車へのラッピングやガンダムをデザインしたマンホールの設置など5つの取り組みを行っており、同映画祭もその一環。期間中、CO2フリー電力を用いて「機動戦士ガンダム」劇場版3部作と「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」の計4作を期間限定で上映している。
「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」上映前に行われたトークショーには、太田稔彦豊田市長、「映画を活(い)かしたまちづくり実行委員会」の河木照雄会長、映画に登場するキャラクターの物まねで活躍するお笑い芸人・ぬまっちさんと若井おさむさんが登壇。初めに、太田市長と河木会長が、作品が放映された40年前の社会情勢を振り返り、来場者に向け40年後の豊田市のために今から一人一人が自覚を持ち行動に移すことが必要と訴えた。その後、ゲストのぬまっちさん、若井さんと共に作品の登場人物やエピソードを交えてカーボンニュートラルについて話し、「豊田市では官民一体となって頑張ってほしい」と呼びかけ、トークショーを締めくくった。
豊田市駅前人工芝広場では当日、超小型EVの外部給電機能を用いてSDGsの17の目標や「機動戦士ガンダム」に登場するモビルスーツ、キャラクターなどを投影するデジタルラッピングが行われた。豊田市駅西口の商業ビルT-FACEでは1月10日まで、A館とB間をつなぐ連絡通路の東側窓にアムロ・レイやシャア・アズナブルなどのキャラクターやモビルスーツをプリントしたパネルラッピングを施し、市民に向けてカーボンニュートラルを呼びかけている。