朝日丘交流館(豊田市御幸町1)で12月24日・25日の2日間、「冬休みこどもデー2022 in 朝日丘交流館 出前博物館で昔の遊びをしよう」と題したイベントが行われた。
子どもたちに昔の遊びや歴史に興味関心を持ってもらおうと豊田市が開いた同イベント。例年は「冬休みこども週間」として豊田市郷土資料館で行ったいたが、今回、同館で初めて開いた。
会場には、けん玉やかるた、めんこ、だるま落としなど、昔の遊びを体験できるコーナーを用意し、保護者やスタッフに遊び方を教わりながら、多くの子どもたちが楽しむ姿が見られた。
出前博物館と題したコーナーでは、鎧(よろい)や火縄銃、昆虫標本などに直接触れて楽しむことができる「触れる展示」を行い、2024年に全面開館予定の新しい博物館でも展示を検討している「貴重な」品々が訪れた人の注目を集めた。
このうち、鎧や兜(かぶと)の試着体験では、約10キロの装備を身に着けた子どもたちが、その重さに驚きながらも、うれしそうに火縄銃を構えて記念写真を撮るなど、楽しみながら歴史を身近に感じていた。コラージュ作りのワークショップでは、富士山やたこ、水引などの正月らしい飾りを折り紙などで作ることができ、子どもたちは熱心に取り組んだりする様子が見られた。。
屋外では木の棒と板を使って火おこしを体験できるコーナーも設け、友達同士で、どちらが早く火種を作ることができるかを競争する子どもの姿も見られるなど、訪れた人は楽しみながら日本の歴史や文化に親しんでいた。