「とよたシニアアカデミー活動発表展」が2月11日・12日の2日間、とよた市民活動センターホール(豊田市若宮町1)で行われた。
とよた市民活動センターでシニアアカデミー発表会 「シニアの青春」テーマに
とよたシニアアカデミーは、シニア世代の市民が学習や活動を通じて仲間づくりとともに知識・技術を習得し、社会や地域で活躍するきっかけにしてもらおうと豊田市が運営しているプログラム。今回、2022年4月に始まった「通年コース」第5期生の環境園芸学科、健康増進学科、文化工芸学科の計95人が、1年間の学びの成果を披露した。
11日は、今回の展示会のテーマ「シニアの青春 ひとりひとりが輝くアカデミー」を考案した健康増進学科の院能雅世さんが「年をとっても、気持ちの持ち方次第で明るくも若々しくもなる。少しオーバーではあるが、青春という言葉を使った」と思いを語り、同アカデミー学長でもある太田稔彦市長が「地域社会では、ますますシニア世代の存在感が大きくなってくる。皆さんのようなシニアの青春を謳歌(おうか)している人たちが、子どもたちに良い刺激を与えてくれる。これからも地域社会で活躍してほしい」とあいさつし、発表がスタートした。
健康増進学科の発表では、スライドショーで1年間の学習の様子を紹介した後、赤、黄、緑のスカーフを両手にはためかせながらフィンガー5の「学園天国」の曲に合わせてダンスを踊り、発表を見に来た来場者が一緒になって振り付けをまねる姿も見られるなど、会場が一体となって楽しんでいた。
健康運動指導士として活動している原山ナオさんを講師に迎えた「みんなで脳トレ&ストレッチ」と題した講座では、グーやパーの数を数えながら繰り返す運動や、立ち上がって踵(かかと)をつけた状態からつま先を左右に動かす運動など、頭を使いながら体を動かす運動を行った。参加者は大きな声を出し、隣や前後にいる人と笑顔を交わしながら、会場はにぎやかな笑い声に包まれた。