西山公園(豊田市西山町)で4月29日~5月1日の33日間、「とよたガーデニングフェスタ2023」が開催された。
西山公園で「とよたガーデニングフェスタ」 猿投農高生による苔玉作り講座も
多くの人に花や、緑に親しんでもらおうと、とよたガーデニングフェスタ実行委員会が主催して毎年開いている同イベント。今回は、「次の世代につなぐ花とみどりのあるまちづくり」をテーマに 専門家による講演会をはじめ、モデルガーデンの展示、花苗、植木、盆栽、園芸資材などの展示販売、四季の花園ツアーなどを行い、多くの人が会場を訪れた。
展示販売ブースでは、来場者が「バラ」「ミニヒマワリ」、「トマト」、「ナス」などの花苗、植木、園芸資材を出展者のスタッフと交流しながら両手いっぱいに買い求める姿が見られた。
さまざまなワークショップが体験できる「チャレンジテント」では、「ミニ寄せ植え」を作る講座や、「かわいい動物苔玉(こけだま)作り」と題した体験講座が行われ、人気を集めた。
中でも、愛知県立猿投農林高校の生徒が講師となった「かわいい動物苔玉づくり」では、苔玉を作るところから始める本格的な内容で、アイスピックを使って苔玉に、ウサギやクマの目や耳、口、髭などの装飾を刺し、頭上に多肉植物を植えるまでの一連の流れを生徒が来場者に指導。参加した親子らは、協力して作業に取り組み、完成したオリジナルの苔玉をうれしそうに眺める子どもや、苔玉の管理の仕方などを生徒に詳しく教わる人の姿が見られた。
飲食ブースでは「アユの塩焼き」「五平餅」「唐揚げ」「みたらし団子」などを販売し、緑に囲まれた公園の飲食エリアでご当地グルメを楽しむ様子も見られるなど、多くの人でにぎわいを見せた。