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五輪メダリスト羽根田卓也選手迎え鞍ヶ池でカヌー体験会 カヌーの楽しさ伝える

鞍ヶ池で行われた「カヌー体験会」の様子。

鞍ヶ池で行われた「カヌー体験会」の様子。

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 羽根田卓也選手を迎えたカヌー体験会が5月6日、鞍ヶ池公園(豊田市矢並町)で行われた。

五輪メダリスト羽根田卓也選手迎え鞍ヶ池でカヌー体験会 カヌーの楽しさ伝える

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 豊田市の「わがまちアスリート」活動の一環として、豊田市ゆかりのアスリートの応援・交流の機会の充実により、スポーツを通じた豊田市の活性化につなげていくことを目的に、豊田市カヌーイベント実行委員会が主催した。

 当日は、オリンピック競技大会に4大会連続で出場し、リオデジャネイロオリンピック競技大会で銅メダルを獲得した「豊田市わがまちアスリート」の羽根田選手を講師に迎え、小学生向けのカヌー体験会とトークショーを行った。

 イベントに先立ち、プレイハウスの特設ステージで行った開会式では、太田稔彦豊田市長が「昨年の9月に羽根田選手と会った際に、『鞍ヶ池公園で子どもたちを集めてカヌー教室を開きたい』という話を頂き、今日、ようやく実現した。これからもこうした機会をもっと増やして、豊田市のカヌー人口をどんどん増やしていきたいと思う」とあいさつで述べた。

 体験会では、参加者は2つのグループに分かれて鞍ヶ池に移動し、スタッフからパドルの持ち方やこぎ方、乗り降りする際の注意事項などを教わった後、実際にカヌーに乗り込み操縦を学んだ。

 この中で羽根田選手は、うまく進めない子どもにパドルを動かすコツを教えたほか、スタッフからのリクエストに応え、池の中央から乗艇場までを全力のスピードで駆け抜けると、その速さに驚く参加者の様子も見られた。

 体験会の後に行われたトークショーでは、羽根田選手がカヌーを始めたきっかけや学生生活の思い出を紹介し、これからカヌーを始める人へのアドバイスを伝えた。

 壁にぶつかた際の克服方法について話す場面では、自身が激流の恐怖に打ち勝った際に恩師との出会いで恐怖を克服したというエピソードを挙げ、「どんな人でも、大きな壁にぶち当たる時があると思うが、まず小さなことからコツコツと乗り越えていき、長い目で見て、最後はゴールして勝ちましょう」とエールを送るなど、参加者らとの交流を楽しんだ。

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