「学校給食親子調理教室」が7月26日、美里交流館(豊田市美里町4)で行われた。
豊田・美里で「学校給食親子調理教室」 給食の地産地消の取り組み学ぶ
食育推進事業の一環で、夏休み期間に学校給食で提供されるメニューを親子で作ることで、学校給食への興味や関心を高めるとともに、豊田市産食材を使うことで地産地消についての理解も深めてもらおうと、豊田市学校給食協会が開催しているもの。
当日は、同市内在住の小学生と保護者合わせて7組16人が参加。学校給食協会平和調理場の調理員や栄養士ら10人の指導の下、学校給食の中でも人気のメニュー3品の調理に取り組んだ。
参加者が調理したのは「キムチ入りみそ汁」「とよたひまわりポーク豚丼」「野菜の煎り大豆あえ」で、豚丼には市の花であるヒマワリをイメージして誕生した同市発祥のブランド豚「とよたひまわりポーク」を使うなど、地産地消を意識した食材を用意した。
調理中、用意された子ども用の包丁を使い、不慣れな手つきながら、ゆっくり確実に野菜を切る女児や、野菜の煮え具合を確かめるために味見をする男児の姿も見られた。
調理の合間には、調理員が給食センターで行っているさまざまな食中毒対策を説明する場面もあり、「調理の際は85~90度で90秒以上火を通すことを徹底している」と話し、今回の調理の中でも温度計を使って食材の温度を測る場面もあり、参加者は楽しみながら給食への理解を深めていた。