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みよし・カネヨシプレイスで「平和を紡ぐ集い」 被爆体験者が当時の様子語る

被爆体験伝承者として活動している高橋哲男さんによる講演の様子。

被爆体験伝承者として活動している高橋哲男さんによる講演の様子。

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 「令和5年度 平和を紡ぐつどい」が9月9日、カネヨシプレイス(みよし市三好町)で行われた。

みよし・カネヨシプレイスで「平和を紡ぐ集い」 被爆体験者が当時の様子語る

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 引き継がれてきた戦没者への追悼と今日の平和を恒久のもとして次世代へ継承していく思いを紡ぐため、市が主催している。2部構成で行い、みよし市内の戦没者に追悼の気持ちを捧げる「戦没者追悼式」と、8月に広島に派遣された中学生平和学習広島派遣の報告、被爆体験伝承講話が行われた。

 第1部の戦没者追悼式は、戦没者の遺族をはじめ、小山祐みよし市長や来賓などが出席。始めに小山市長が「世界平和を願う全ての国の人々と手を携え、強い決意で核兵器のない世界と恒久平和を実現するため歩み続けていく」と述べ、戦没者に向けて献花を行った。

 中学生平和学習広島派遣団の報告で始まった第2部では、派遣された生徒16人の代表生徒が原爆ドームや、平和祈念資料館の見学、被爆者の講話を聴いて感じたことを発表した。

 最後に、被爆体験伝承者として活動している高橋哲男さんが、14歳の時に学校の草刈り作業前に原爆が投下されて被爆した山本定男さんが証言した爆発した時の衝撃などの被爆体験を、スクリーンに写真を映しながら紹介。被爆者から受け継いだ平和への思いを参加者に呼びかけた。

 同施設のレセプションホールでは、2歳の時に被爆し、10年後に白血病で亡くなった佐々木禎子さんの一生を通して原爆被害の実態と平和の大切さを伝えるパネル展「サダコと折り鶴」を開催。式典終了後、出席者が会場を訪れ平和の尊さを改めて感じていた。

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