暮らす・働く

豊田・千石公園で車中泊体験 ラリージャパン映像観戦も

参加を呼びかける防災対策課の小出さん(左)と谷口さん(右)。

参加を呼びかける防災対策課の小出さん(左)と谷口さん(右)。

  • 0

  •  

 豊田市千石公園(千石町)で11月18日から19日にかけて、「親子で車中泊に挑戦しよう」と題した防災体験会が行われる。

豊田・千石公園で車中泊体験 ラリージャパン映像観戦も

[広告]

 同体験会は、市民や地域の防災・減災意識の向上と普及を図ることを目的に、豊田市や豊田市社会福祉協議会、認定NPO法人愛知ネット、愛知工業大学、地元メディアなどで構成する「とよた防災啓発推進協議会」が企画したもの。

 同市は、公式には車中泊を推奨してないものの、2016(平成28)年に発生した熊本地震で約6割の避難者が車で車中泊していたことから、トヨタ自動車の協力で2022年3月に「車中泊避難ハンドブック」を作成。以降、災害発生時に対応が必要となる車中泊避難を想定した訓練に取り組んでいる。

 今回は、豊田市在住・在勤・在学の小中学生とその保護者を対象に、ライフラインが停止した状況を想定した車中泊を体験。睡眠時に使うマットや寝袋、2食分の非常食を作る食材や水、容器、調理器具などを持参し、エコノミークラス症候群の予防を学んだり、持参した食材での非常食作りなどに取り組み、災害時の避難所の模擬体験を行う。

 隣接する豊田スタジアムでは、世界ラリー選手権(WRC)ラリージャパンが開かれることから、体験会場に大型ビジョンも設け、避難所体験の合間にラリー会場の映像を観戦することができる。

 同市防災対策課の谷口さんは「車中泊体験を通して災害時に役立つスキルを学ぶとともに、自助の意識を高めてもらうことを目的に企画した。この機会に親子で参加してもらえれば」と呼びかける。

 開催時間は18日13時~19日11時。参加無料。定員は先着20組。11月5日まで受け付ける。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース