豊田市によるメタバースのデモ空間へのアクセスする実証実験が1月25日、行われた。
豊田市がメタバースのデモ空間公開 実用化に向けた実証実験に先がけ
同市はメタバースがさまざまな社会課題を解決するための重要なデジタル技術であると捉え、市民や企業、行政が連携しながら地域全体でメタバースを活用していくことを目的に具体的な活用策の検討を進めている。
今回、市民や企業が抱える課題の中から「福祉」「就職支援活動」「教育」の3つの分野に対象を絞り、メタバース上で情報交換や相談会を行い、相談のしやすさなどを対面時との比較を行うことでメタバース活用の有用性を確認・検証した。
当日は、事前に参加を申し込んだ参加者が、メタバースのデモ空間で未来都市推進課の職員が操作方法や簡単な活用法の説明を聞きながら、ボイスチャットが可能なエリアで会話をしたり、用意された動画を鑑賞したるするなどしてデモ空間内を動き回った。
実証実験を担当した未来都市推進課の中村大樹さんは「これから実証実験を行い、実用性の可能性が見えてきたら、地域課題の解決に向けて役立てていけるように活用したい」と話す。