豊田市足助地区で同地区産の米「ミネアサヒ」を使った日本酒「範公(はんこう)」を手がける「村定酒店」(足助町)が4月26日、近隣の観光施設「三州足助屋敷」とコラボした木製の酒器と日本酒をセットにしたギフトの販売を始めた。
足助産米の日本酒と足助屋敷の職人技がコラボ ギフトセット限定販売
魅力ある足助の技と味を知ってもらおうと、村定酒店店主の中山昌平さんら地元有志が企画した。構想から3年の歳月をかけ、酒器はラッパ型とテイスティンググラス型の2種で、三州足助屋敷の職人が桜の木を加工、デザインは足助高校の生徒が協力している。
セットとなる日本酒「範公」は10年前から同店が手がけているもので、同市稲武地区の関谷酒造稲武工場で醸造し、「やや辛口の味が楽しめる」という。
中山さんは「三州足助屋敷の職人が持つ技と地元産の米を使った日本酒とのコラボを形にすることで足助の新たな価値を生み出していきたい。大切な人への贈答品としてもらえれば」と話す。
価格は1セット2万5,300円。100セット限定。
※店主の中山昌平さんは2024年4月末に急逝されました。謹んでお悔やみ申し上げますとともにご冥福をお祈りいたします。