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茶葉の茎を再生利用したクラフトビール「豊田AMBER」に缶商品

「豊田AMBER(アンバー)」缶ビールの販売をPRするTCCMの中井さん。

「豊田AMBER(アンバー)」缶ビールの販売をPRするTCCMの中井さん。

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 豊田市中心市街地のにぎわい創出などを手がける一般社団法人「TCCM」(豊田市西町1)が市内で生産される碾(てん)茶の茎を使ったクラフトビール「豊田AMBER(アンバー)」の缶ビールの販売を行っている。

茶葉の茎を再生利用したクラフトビール「豊田AMBER」に缶商品

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 同ビールは、TCCMの呼びかけで、市内南部で茶の生産・加工・販売を行う高香園(吉原町)と、食品ロス削減と地域産業活性化のためのクラフトビール造りに取り組むアサヒグループジャパン傘下のアサヒユウアス(東京都墨田区)が連携し、全国で取り組んでいるサステナブルクラフトビールの第5弾として開発したもの。

 ドイツ・ケルン地方で伝統的な「ケルシュスタイル」のベースビールに、高香園で抹茶を生産する際に排出され、これまで肥料として処分してきた碾茶の茎を棒ほうじ茶に加工したものを原料に使用。アルコール度数は4.5%で、「ほうじ茶の風味がほんのり香り、まろやかですっきりした後味」が特徴で、豊田市生まれのほうじ茶をイメージして「豊田AMBER(=琥珀(こはく)色)」と名付けた。原料となるお茶を提供している高香園によると、「ビールに合うよう通常のほうじ茶とは異なる焙煎(ばいせん)をして、しっかりお茶の味がでるよう工夫した」という。

 TCCM事業統括部長の中井久美さんは「持ち帰りの要望を多く頂き、缶ビールの販売を始めた。多くの人にSDGs取り組みや地元のお茶に関心を持ってもらえれば」と話す。

 価格は800円。豊田市駅前の「ウェルカムセンターコンテナーn6(エヌロク)」で扱う。

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