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豊田市民文化会館で皮革工芸家・杉山タカ子さんの作品展

皮革工芸家の杉山タカ子さん(豊田市民文化会館にて)

皮革工芸家の杉山タカ子さん(豊田市民文化会館にて)

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 「令和4年度豊田芸術選奨受賞記念 杉山タカ子皮革工芸展」が現在、豊田市民文化会館(豊田市小坂町12)で開かれている。

豊田市民文化会館で皮革工芸家・杉山タカ子さんの作品展

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 同展は、豊田市文化振興財団が行う豊田文化表彰で、豊田市に縁があり、その業績が芸術的と称賛された作家に贈られる「豊田芸術選奨」を受賞した皮革工芸家の杉山タカ子さんが手がけた作品を展示しているもの。

 杉山さんは1946(昭和21)年豊田市生まれ。母親が洋裁教室を営んでいたことから、被服デザインを学ぶため杉野女子大学(現・杉野服飾大学)へ進学したが、美術への思いが強く、卒業後、画家の太田霞渓さんに師事。「かばんや財布などに絵付けをしたら楽しい」との思いから、美術の要素が強い皮革工芸の道を歩み始め、東京で染色と縫製を学び直し、1986(昭和61)年に豊田レザーアート研究所を設立した。

 後身への指導とともに自らも創作活動を行い、豊田市美術展から亜細亜現代美術展、昭和美術展へ出展。50代になって日展への挑戦を始め、1999(平成11)年に日展に初入選し、以降25回入選している。

 会場では、牛や豚、羊などの動物や魚などの皮を用いて、宇宙や旅先の風景、季節などをテーマに表現した大型の皮革工芸作品約60点を展示。杉山さんに作品への思いを聞きながら鑑賞する人の姿も見られた。

 開館時間は10時~17時。入館無料。6月2日まで。

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