「魚の飾り物を作ろう」と題した講座が5月25日、みよし市指定文化財 石川家住宅(みよし市三好町)で開かれた。
石川家住宅では、地域住民に施設のことをもっと知ってもらおうと毎月、昔の生活や遊びなどを体験する講座を開いている。当日は施設内の東蔵で、5月講座の一つ「魚の飾り物を作ろう」が行われた。
講座では、魚の形に裁断されたいろいろな柄のちりめんを縫い合わせ、中に綿を詰めて、魚の目に見立てたボタンを顔の部分に付けて魚の飾り物を3つ作り、それを木の枝にくくりつけ、三角イーゼルに引っかけて、置物を完成させた。
参加者の中には、久しぶりに裁縫道具を触る人もいたが、徐々に感覚を取り戻し、分からないところを講師に質問する人や、隣同士で談笑をしながらも集中した様子で作業を進める人の姿も見られ、参加者は思い思いに取り組んでいた。
講座が終わった後には、互いの作品を見せ合う人や、自宅で作ったオリジナル作品を披露する人もいて、参加者同士が交流を深めた。