「己書(おのれしょ)わっしょい道場 己書作品展2024」が現在、豊田市駅前のGAZA専門店街(豊田市喜多町1)で開かれている。
己書は、1970年代後半から名古屋を拠点にデザイナーとして活動し、飲食チェーンの「赤から」や、たい焼き店などの文字デザインを手がけた杉浦正さんが、創作活動の中から新たに生み出した書道。自らの個性を活かして自由に文字を描き、絵のようなデザインを持った文字が並ぶのが特徴。書き方には簡単なコツはあるが、ルールはなく、書き方や文字の書き順にとらわれることなく自由に筆を走らせ、自分の世界観を楽しく表現している。
同展は、豊田市を拠点に教室を開いている「己書わっしょい道場」が主催し、例年この時期に開催している。GAZA専門店街2階セントラルコートを会場に、小学生から88歳まで幅広い世代の門下生90人が手がけた作品約270点を展示。師範による無料体験会も行っている。
わっしょい道場師範の松井見羽さんは「絵や字が下手という固定概念を取っ払って楽しく書くのが己書。この機会に、ぜひ楽しんでもらえれば」と来場を呼びかける。
開館時間は10時~20時(体験会は10時30分~15時)。観覧無料。10月30日まで。