「第62回豊田市民美術展」の表彰式が11月24日、豊田市民文化会館(小坂本町12)で開かれた。
市民の創作活動を幅広く奨励し、その活動をさらに深めることを目的に、豊田市が1963(昭和38)年から開いている同展。今年は「絵画」「彫刻・インスタレーション」「工芸」「書道」「写真」「デザイン」の6部門に計374点の応募があり、その中から291点が入選作品に選ばれた。
応募作品は、その部門の有識者や美術館の学芸員などが審査を行い、入選作品は11月16日~24日、豊田市民文化会館の展示室に展示された。
最終日となった24日に行われた表彰式では、各部門の豊田市長賞、豊田市教育委員会賞、豊田市議会議長賞の上位3賞受賞者らが出席した。
表彰状の授与に先立ち、同展運営委員会の山本富章委員長が「今年は今まで以上に若い方が多く、熱量が随所に見られる美術展だと感じた」とあいさつで述べ、その後、各賞の受賞者が山本委員長から表彰状を受け取った。
表彰式後には上位3賞受賞者による作品説明の時間も設けられ、受賞者が題材やテーマ選定、作品を作った狙いや、その過程、作品に込められた思いなどを来場者に向けて説明した。