トヨタ生活協同組合(豊栄町、愛称「メグリア」)と地元高校生が共同で開発・商品化したコラボ恵方巻きの試作・お披露目会が1月16日、愛知県立豊田東高校(豊田市御立町1)で行われた。
メグリアと地元高校生がオリジナル「恵方巻き」 授業で共同開発、商品化
豊田東高校は、1年で「将来自分はどのように社会の中で活躍するか」を考え、それらを実現するために必要な2年以降の授業を選択して学ぶ総合学科の高校。外国語や音楽、ビジネス、看護など11のコースがあり、専門的な学習に取り組むとともに企業などと連携した学習に力を入れている。
コラボ商品の共同開発は、猿投農林高校の卒業生がメグリアへ就職したことがきっかけとなり、メグリア商品部が課外活動支援として実施しているもので、猿投農林高校では9回目、豊田東高校では5回目となる。
今回は、調理・栄養プランの2年生20人が同部職員と共に昨年7月から特別授業でメニューを企画し、商品の絵コンテを作成。40案の中から試作や試食を重ね、2つのメニューが選ばれ商品化が決まった。
「ごま油香るサーモンポキのレアレアロール」を考案した宇野詠芽菜さんは「大好きなハワイ料理のサーモンポキをたっぷりと巻いた。食べて幸せな気持ちになってもらえればと思い、ハワイ語で『喜び・幸福』を表すレアレアロールを商品名にした」と話す。「テンションアゲアゲ甘辛和風とり天巻」を考案した末松桃寧さんは「母親は海鮮が苦手で一緒に恵方巻を食べることがなかったので、母親がよく作ってくれるとり天を使った恵方巻を考えた。オクラの切り口が星形になるよう見た目を工夫した」と話す。
猿投農林高校(井上町)とコラボした「明太風味の華やかな海鮮恵方巻」「照り焼きペッパー風味の揚げ鶏巻」と共に、コラボ恵方巻きとしてメグリアの大型店11店舗で、数量限定で予約販売している。価格は、ハーフ=368円、1本=718円。1月28日まで予約を受け付けるほか、2月2日節分までの土曜・日曜に「お試しサイズ」の商品を販売する。