「ドローン業務支援車両および世界最小級ドローン等の活用に関する協定」の締結式が1月8日、豊田市役所(豊田市西町3)で行われた。
豊田市は、豊田市つながる社会実証推進協議会の取り組みとして、電動化設備などの設備事業や特装車製作などの自動車事業を手がける新明工業(豊田市衣ケ原3)と「ドローン業務支援車両および世界最小級ドローン等の活用に関する協定」を締結した。
同協定は、ドローン技術を活用した公共インフラの保全など、市民の安全・安心の確保と、地域の持続的発展の実現に向けたもの。新明工業が保有する世界最小級の点検ドローンを活用して、愛知県内では初となる雨水管路の点検を行う実証実験を実施する。
今回の実証実験では、雨水管路などにおける人の侵入が困難な場所や、土砂などの堆積物の影響によりカメラ機材の走行点検が困難な場所で、亀裂などがないか、ドローンが撮影した映像を地上で確認・点検を行い、ドローンでの点検の有効性や効果的な運用方法を検証する。
使用するドローンは、重さ243グラム、幅194ミリ、奥行き198ミリ、高さ58ミリの手のひらサイズの世界最小級の大きさで、直径50センチほどの配管の中でも飛行が可能。
新明工業では、ドローンの運搬・整備・充電・補給作業を1台でこなす市販車両を改造した特別仕様のドローン支援車両も製作しており、ドローンの発着ポートを備えた「動くドローン基地」として、作業効率の大幅な向上、現場対応力の強化などのメリットを生かした運用が期待できる。
締結式には、太田稔彦豊田市長と新明工業の近藤恭弘社長らが出席。太田市長は「目的や用途に応じ適材適所でドローンの活用を進め、クルマの街として、あらゆるモビリティーの取り組みを模索し挑戦していきたい」と、実用化に向けての期待を述べた。