豊田市民芸館(豊田市平戸橋町)で現在、2つののコレクション展「芹沢けい介の仕事」「筆と言葉 杉本健吉と本多静雄の交流」が開かれている。
ふたつのコレクション展「芹沢銈介の仕事」「筆と言葉 杉本健吉と本多静雄の交流」
同展は、生誕130年を迎えた、染色家で「型絵染」の工程を確立した人間国宝の芹沢銈介の作品と、生誕120年となった、名古屋市出身の画家でイラストレーターでもある杉本健吉の絵画や、杉本と深い交流のあった本多静雄にまつわる作品などを紹介している。
第一民芸館で開催の「芹沢銈介の仕事」では、民芸館の所蔵品の中からセレクトした約80点を展示。代名詞となる型絵染の作品や装丁本、ガラスに直接描かれた「ガラス絵」などのほか、芹沢が興味を持っていた東北地方の農具である「ばんどり」と呼ばれる背負子(しょいこ)、「伊達(だて)ゲラ」という、首回りなどに美しい文様を編み込んだ「みの」を題材にした作品などもある。
第二民芸館で開かれている「筆と言葉 杉本健吉と本多静雄の交流」では、杉本健吉が描いた絵画や物語の挿絵、杉本が本多に宛てて旅先から出したはがきなどを展示。そのほか、杉本が絵を描き、本多が文字を記し、茶会で披露されたびょうぶ、豊田市民文化会館の大ホールで使われている第一緞帳(どんちょう)の原画など、晩年まで続いた2人の交流中で創作された約80点を展示している。
同館の梅村美紀子館長は「人生を謳歌(おうか)して、最後まで作品作りを楽しんだ2人の作品を、ぜひご覧いただければ」と呼びかける。
開館時間は9時30分~17時。月曜休館(祝日は開館)。観覧料は、一般=600円、高校・大学生=400円、中学生以下無料。5月24日まで。
(※けい 金へんに圭)