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「とよた世間遺産」発表 後世に伝えたい地元の面白いものを発掘

豊田市駅前の商業施設で利用できるクルマの街のキッズカート

豊田市駅前の商業施設で利用できるクルマの街のキッズカート

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 地域の魅力発信を目的に2013(平成25)年に結成したまちおこし団体「地域人文化学研究所」が3月8日、2020年度に認定した「とよた世間遺産」を発表した。

 同研究所は市民14人で構成し、2016(平成28)年から豊田市内にある「ヒト・モノ・コト」を文化財として行政から価値を認められていなくても、未来に語り継ぎたい、面白いと思わせる人や物を公募。提出された書類、写真を審査したうえで現地調査を行い、協議して「とよた世間遺産」として認定している。

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 5年目になる2020年度は、おもちゃ博物館(豊田市金谷町)や妙楽寺トライアル場(花沢町)、軽トラ行灯(あんどん)パレード(小原地区)、「クルマの街のキッズカート」(若宮町)など11件を認定した。

 このうち、豊田市駅前4商業施設で共同運用している「クルマの街のキッズカート」は、前面には見覚えのある「L」のエンブレム、日本を代表する高級車ブランド「レクサス」のロゴが付いた電動のキッズカート。トヨタ・レクサスの約5分の1の大きさで、全長約1メートル。車体の色は「ソニックシルバー」「ダークブルーマイカ」など実際にレクサスで用いられている塗料を使っている。

 大型商業施設や駐車場などの運営・管理を行う「豊田まちづくり」が企画し実現したもので、「クルマの街らしさ」を演出し、より多くの集客に結び付けたいとの思いから、ペダルカーのボディーを流用したオリジナルカートの製作に着手し、トヨタ自動車に相談・交渉を重ねライセンスを得て誕生した。

 さらなる使い勝手の良さや乗り心地の向上を求め「カイゼン」を繰り返し、高齢者向けの電動カートの仕組みをキッズカートに流用することで電動キッズカートの製品化にこぎ着けた。

 安全のため子ども自身はカートを動かせず、保護者がカート後部の手押しハンドルの左右のボタンを同時に押すと電動アシスト装置が作動し、離すと止まると仕組み。

 同研究所代表の天野博之さんは「無名でも面白ければ良い。住民が地元の面白いものや出来事に関心を高めることで、街のワクワクを伝えていき、豊田がより魅力的な街になれば」と期待を込める。

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