
名鉄トヨタホテル(豊田市喜多町1)で4月27日に開催された「小倉百人一首競技かるた第64回全日本選手権大会」関連イベントとして、同日、「とよたかるフェス2025」が豊田参合館(豊田市西町1)で行われた。
競技かるたの三大タイトル戦の一つで、1992年(平成4)年から豊田市内で開催されている同大会。2023年(令和5)年度からは、市内のかるた文化普及のため関連イベントも開催している。
「見る」「触れる」「楽しむ」をコンセプトに開いた同イベントは、競技かるたの模擬実演、かるたの札飛ばし大会のほか、かるたを題材とした人気漫画「ちはやふる」のコーナーなどのブースが設けられた。
かるたの札飛ばし大会は、用意された3枚のかるたの札を払い、飛んだ飛距離によってお菓子が進呈されるもの。力強く腕を振り、札が勢いよく飛んでいくと、その様子を見ていた来場者から拍手が送られるなどの盛り上がりを見せた。
模擬実演では、設営された畳の上で選手2人が競技かるたを披露し、来場者は競技の解説や札の覚え方などを聞きながら、選手たちが一瞬で札を獲る迫力あるシーンに見入っていた。
全日本選手権大会の1回戦は「とよたかるフェス」のイベント会場でパブリックビューイングが行われ、2回戦からは名鉄トヨタホテルの会場内で観戦可能となるなど、競技かるたファンが選手たちの白熱した試合の観戦を楽しんだ。