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とよた市民活動センターで「なんつな」2周年記念トークショー

トークイベントの様子。ゲストの渋沢さん(写真中央)、鎌田さん(写真右)と進行役の「なんつな」社員の鬼木さん(写真左)

トークイベントの様子。ゲストの渋沢さん(写真中央)、鎌田さん(写真右)と進行役の「なんつな」社員の鬼木さん(写真左)

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 トークイベント「なんかとつながる@とよた市民活動センター スペシャル対談」が4月27日、とよた市民活動センター(豊田市若宮町1)ホールで開催された。

とよた市民活動センターで「なんつな」2周年記念トークショー

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 同イベントは、広告やウェブデザインなどを手がける「こいけやクリエイト」(平戸橋町)と、女性の起業支援などを行う「eight」(西町1)が地域課題の解決などに取り組むために共同で立ち上げた「なんつな」の設立2周年を記念して企画した。

 当日は約30人の参加者が見守る中、渋沢栄一のひ孫で、農学者でもある「なんつな」社員の渋沢寿一さんと、栗を使った菓子を製造・販売する「恵那川上屋」(岐阜県恵那市)社長の鎌田真悟さんをゲストに迎え、「つながる」をテーマにトークが繰り広げられた。

 始めに、2人が手がけてきた事業について紹介。渋沢さんは、長崎オランダ村やハウステンボスなど長崎県での事業や、その後、南米でマングローブの植林に携わる中で山林と関わるようになったことなど、自身が手がけてきた事業を振り返った。

 鎌田さんは、後発の和菓子店として、原材料の仕入れや商品開発、販売面での苦労など当時直面した課題について紹介。その中で、栗畑を借り受けたり、種子島に砂糖工場を建てたりするなど投資や手間をかけてきたが、「その分だけ良いものができる」と話し、次世代に残していくものに投資することへの意義について、熱く語った。

 後半は参加者からの質疑応答の時間を設け、渋沢さんは「消費者が価値を決めて消費行動を決めていくことが今後の経済の鍵となる」、鎌田さんは「大量生産ではなく、小ロットで商売する時代になる。産地とのつながりが財産になる」と、それぞれ話し、普段からのつながりの大切さを訴え、会を締めくくった。

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