
「消防フェスティバル」が8月9日、豊田市柳川瀬公園(畝部東町)で開催された。
豊田・柳川瀬公園で初の「消防フェスティバル」 特殊消防車両の展示も
日頃から地域防災や災害時の対応に当たる消防団の活動を紹介し、活動への理解を深めてもらおうと、「第70回愛知県消防操法大会」に合わせて、愛知県主催で初めて開催した。
会場では、豊田市や岡崎市、安城市など西三河地区の9市町の消防団のPRブースが出展したほか、水消火器を使った消火体験や訓練用の煙の中を歩いて進む煙道体験、愛知県所有の地震体験車「なまず号」を用いた地震体験などが行われ、親子で体験する家族連れの姿が見られた。
消防車両の展示コーナーでは、通常の消防車両では走行が困難な場所で活動を行う岡崎市消防本部に所属の全国唯一の特殊消防車両「レッドサラマンダー」や、トンネルや工場などで火災が発生した際、隊員がリモコン操作で現場の換気を行う、豊田市消防本部所属の大型排煙車を展示。来場者は、レッドサラマンダーに乗り込んで記念撮影をしたり、大型排煙車が出す風速60メートルの風を全身で浴びたりする様子も見られた。
ステージでは、豊田市の消防団員で結成されたロックバンド「The消防ロッカーズ」と豊田市消防団カラーガード隊「ひまわりフェアリーズ」がライブステージを繰り広げた。
来場者は、楽しみながら消防団の活動に対する理解を深める一日となった。