豊田市防災学習センター(豊田市長興寺町)で現在、「消防車ペーパークラフト展示会」が開かれている。
同展示会は、愛知県内の消防本部または消防局が作成し、配布しているペーパークラフトを展示することで、来場者に楽しみながら消防に触れてもらうことを目的に、同センターを管理・運営している豊田市消防本部が企画したもの。
同市消防本部では、2003(平成15)年にペーパークラフトを作成して以降、同センターやイベントなどで配布し、多くの子どもたちから人気を集めている。これまで配布してきたペーパークラフトの車両デザイン等が旧車両のものであることから、今回、18年ぶりにペーパークラフトのデザインを刷新。これに合わせ、春休み期間となるこの時期、豊田市を含む県内14の消防本部と消防局が作成したペーパークラフト39種を展示している。
中には岡崎市消防本部に配置され一般車両では走行不能な災害現場や浸水地でも特別な装備品などを装飾することなく走行できる日本で唯一の全地形対応型消防車両「レッドサラマンダー」や豊橋市消防本部の高さ54メートルまで対応可能な最新鋭はしご車「レッドジラフ」など、全国的に注目される消防車のペーパークラフトもあり、来場者は車両の違いや特性を見比べ、気に入った車両に投票する内容になっている。
展示会を担当する豊田市消防本部予防課の鷹羽淳史さんは「コロナ禍で遠出がしにくい環境にあるが、展示会では愛知県内の消防車クラフトワークをたくさん見ることができるので、ぜひ消防車の好きなお子さんと一緒に来場してほしい」と呼び掛ける。
開催時間は9時~16時30分。月曜休館(祝日は開館)。4月18日まで。