「令和8年 豊田市消防出初・観閲式」が1月10日、豊田スタジアム(豊田市千石町7)で行われた。
豊田スタジアムで「消防出初・観閲式」 ドローン・小型ロボットも活用
豊田市の防災を担う消防関係者の団結力や意気込みを市民に披露するとともに、消防に対する理解と信頼を深めてもらおうと例年開いている同式典。
今年はスタジアム内のピッチサイドから東イベント広場に会場を移して行われ、大村秀章愛知県知事をはじめ、地元選出の国会議員、県会議員、豊田市議会議員ら来賓や、一般市民らが見守る中、消防隊員178人・消防車両11台、消防団員790人・消防車両5台が参加。開会直前の8時ごろ市内旭地区で発生した火災に対応するため、参加を予定していた同市消防団第9方面隊は欠席した。
式典冒頭であいさつに立った太田稔彦豊田市長は、山梨県で発生した山林火災での消防団員の活動を例に挙げ、「安心安全な日常は消防団員が地域の地理、地形、気候を知る必要がある。地域のことは地域で守ることを基本にしながら、それぞれ情報交換し、能力、想像力を高め、市民の皆さんのためによろしくお願いします」と消防関係者を激励した。
式典に続いて、消防隊員や消防団員、消防車両による分列行進や訓練の披露が行われ、消防団員が江戸時代の町火消の伝統「はしご乗り」を行う「階梯(かいてい)操法」を披露。消防隊員は、高層ビルからロープを使い、取り残された人を救助する訓練や、ドローンを使った救助支援などを行い、無事に訓練を終えると来場者から大きな拍手が送られた。
今回、全国で初めて導入された消防用小型ロボットを用いた大規模空間火災・有毒ガス災害における人命検索、空間把握、環境測定、定点監視、要救助者への呼びかけなどのデモンストレーションも行われ、興味深く見つめる親子の姿も見られた。