豊田市民芸館(豊田市平戸橋町)で、現在、「令和3年度 豊田市民芸館講座 作品展」が開催されている。
市民に手仕事の楽しさを知ってもらうことを目的に開いている「豊田市民芸館講座」の受講生や、講師が制作した作品を展示している同展は、今年で19回目を迎えた。
展示作品は、「ガス窯陶芸講座」「拳母(ころも)木綿手紡ぎ手織り講座」「染織講座」「絞り染め・藍染め講座」「とんぼ玉講座」の5つの講座から93人による約300点が出品され、会場となった第3民芸館にカテゴリーごとに飾られている。
中でも、拳母木綿は、江戸時代に日本で生産されていた「アジア綿」を用い、昔ながらの糸車で糸を紡ぎ、機織り機で反物に仕上げるなど、先人の「ものづくり」の心を今に伝える作品が並んでいる。
とんぼ玉の展示ゾーンには、色鮮やかなとんぼ玉をはじめ、ネックレスやかんざしなどのガラス工芸作品が多く並び、来場者の目を楽しませている。
開館時間は9時~17時。月曜休館(祝日は開館)。入館無料。5月22日まで。