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豊田・足助で「中馬のおひなさん」 ひな人形5000体が町並み彩る

本町区民館で土びなとともに展示されている土人形。

本町区民館で土びなとともに展示されている土人形。

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 豊田市足助地区の旧市街地で2月11日、「中馬のおひなさん in 足助」が始まった。
同イベントは、2月中旬から3月の「桃の節句」にかけて足助地区の古い街道沿いをひな人形で彩る恒例行事で、1999(平成11)年から地域活性化を目的に地元住民が一丸となって行っているもの。

豊田・足助で「中馬のおひなさん」 ひな人形5000体が町並みを彩る

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 今回で24回目を迎えた同イベントでは、重要伝統的建造物群保存地区に選ばれた古い町並みに並ぶ100軒以上の民家や商家に古くから伝わる土びな、ひな人形など約5,000体が玄関先や店内に華やかに飾り付けられている。

 このうち、本町区民館には、「牛若丸と弁慶」や人形浄瑠璃、歌舞伎などの登場人物を模したものなど、色鮮やかで豊かな表情のさまざまな土びなを展示。隣接する旧田口家住宅では、明治時代や大正時代など古くから受け継がれているひな人形が並べられている。

 このほか旧街道沿いには、軒先をカラフルに彩る「花もちづくり体験」や三河地方特有のひな菓子「いがまんじゅう」を販売する商店などもあり、訪れた観光客が、案内マップを片手に町中を散策する姿が見られ、特に週末はにぎわいを見せている。

 足助観光協会の岡本事務局長は、「100軒以上の展示で街道沿いに点在している。コロナ対策も万全に行っているので、マスク着用でマップを見ながら散策を楽しんでもらえれば」と呼び掛ける。

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