スカイホール豊田（豊田市八幡町1）で3月10日・11日の２日間、「とよたビジネスフェア2022」が開催されている。

「とよたビジネスフェア」　バッテリーEV「bZ4X」展示など最新技術紹介

　同イベントは、豊田市と豊田商工会議所が主催し、毎年開催している西三河地区最大級のものづくり展示会。愛知県でまん延防止等重点措置期間が延長されたことで、昨年同様、今年は3密回避や手指消毒等の対策を講じて開かれた。

　「サステナブルな未来をつくるために」をテーマに、自動車生産に関わる製造業の最先端の技術や製品の展示をはじめ、大学等の研究機関や行政、金融・通信等のサービス業、農林業等、豊田市内外の101企業・団体が出展。

　会場には、2022年央発売予定のトヨタ自動車のBEV（バッテリー式電気自動車）「bZ4X」や量産水素燃料電池車「MIRAI」の断面で仕組みを紹介する実寸大モデルなどの特別展示や３輪のパーソナルモビリティー「C+walk T（シーウォークティー）」試乗会などの特別企画の他、市域の7割を占める森林の有効活用に携わる林業事業者のブースでは、豊田市産の木材を使った木工製品の展示等、木材資源の有効活用事例を紹介。

　「豊田ものづくりブランド」のコーナーでは、自動車産業で培った高度な技術・生産方式を持ち、新たな事業領域で地域を支える中小企業・小規模事業者の優れた技術や製品にスポットを当てて解説し、最先端技術の活用をアピールしている。

　豊田商工会議所の西田昂洋（たかひろ）さんは「12回目を迎え、101企業・団体が出展し、これからの未来を開いもらう商談の機会を設けている。最先端の技術や製品展示、ものづくりに関するセミナーを行っているので、この機会に来場していただければ」と呼び掛ける。

　開催時間は10～16時。入場無料。