松平体育館「松平ホワイトヒルズ」(豊田市九久平町)で5月29日、オープニングイベントが開催された。4月1日に供用を始めた同館の開館を記念し、地域が一体となって施設を盛り上げようと、松平地域まちづくり対策協議会が主催して開いた。
豊田・松平体育館「ホワイトヒルズ」 オープニングイベントにオリンピアンら
快晴となった当日は、9時30分からオープニングイベントが行われ、「松平わ太鼓」の迫力ある演奏、獅子舞の勇壮な踊りに続き、同協議会の宇野勝会長があいさつに立ちイベントが開幕した。
会場では、豊田市少年少女合唱団や、豊田市ジュニアマーチングバンドなどによる地元団体アトラクション、焼きそばや五平餅、アユの塩焼きなどの飲食バザー、ストライクボールゲームや射的、バルーンアートなどのゲームコーナーを用意し、多くの地元住民が訪れた。
午後には、昨年開催された東京オリンピック・アーチェリー団体で銅メダルを獲得した武藤弘樹選手、 女子ソフトボールで金メダルを獲得した山崎早紀選手、山崎選手が所属するトヨタ自動車女子ソフトボール部OGの細野了華さんが会場を訪れ、オリンピアンらによるトークショーとデモンストレーション・実技体験が行われた。
トークショーでは3人登壇し、ソフトボール、アーチェリーの魅力や競技での思い出などについて話した。山崎さんは「長く好きなことをやり続ける気持ちの持ち方が大事」、細野さんは「何をするにも体が資本なので、たくさん寝て、たくさんご飯を食べて、たくさん運動することを心がけてほしい」、武藤さんは「いろいろなことに挑戦して、成功したり、失敗したりしてたくさんのことを経験してください」と、それぞれ話し、子どもたちに向けてエールを送った。
デモンストレーションでは、細野さんが投球を披露し、ストレートやチェンジアップ、ライズボールなどを投げ、武藤選手は30メートル先の的に付けられた3色の風船を指定された色の順番に射抜いたプレーを間近に見た人たちから歓声が上がり、大きな拍手が送られた。