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松平地区で春の七草出荷ピーク 無病息災の願いを込めて

JAあいち豊田松平営農センターで約30人が早朝から七草を手作業でパックに詰めていった。(写真提供・JAあいち豊田)

JAあいち豊田松平営農センターで約30人が早朝から七草を手作業でパックに詰めていった。(写真提供・JAあいち豊田)

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 「七草の日」とされる1月7日に向け、1月3日・4日の2日間、「春の七草」の出荷作業が行われた。

松平地区で春の七草出荷ピーク 無病息災の願いを込めて

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 七草がゆは、一年の無病息災と長寿延命を祈って正月7日 の朝に食べるもので、古くから伝わる年中行事の一つ。ビタミンやミネラルが豊富な青菜を摂ることで正月のごちそうやお酒で疲れた胃を休ませ、野菜が乏しい冬場に不足しがちな栄養素を補うともいわれている。

 松平地区は、JA あいち豊田セリ・七草部会に所属する農家5戸が、約1ヘクタールで「春の七草」を栽培する県内有数の産地。

 JAあいち豊田松平営農センターで職員や地元住民のアルバイトスタッフら約30人が、早朝から大根やナズナ、セリなどの七草を手作業でパックに詰めていった。

 今年は、宅配で七草と地元産の米「ミネアサヒ」を詰め合わせた「七草がゆセット」(1箱 1,500円)を用意し
今年は約600箱を発送した。

 「松平の七草粥(がゆ)セット」約2万5,000パックを、主に名古屋、豊田、岡崎の各市場へ出荷し、スーパーなどでの店頭で販売している。

 松平営農センターの河合さんは、「天候にも恵まれ、てまずまずの出来になった。松平の七草で一年の健康を願い七草がゆを召し上がっていただければ」と話す。

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