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豊田市ボッチャ協会、スカイホールで初の「フレンドリーカップ」 80チーム参戦

「豊田市ボッチャ協会第1回フレンドリーカップ」の様子。

「豊田市ボッチャ協会第1回フレンドリーカップ」の様子。

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 スカイホール豊田(豊田市八幡町1)で「スポーツの日」の10月10日、「豊田市ボッチャ協会第1回フレンドリーカップ」が開かれた。

豊田市ボッチャ協会、スカイホールで初の「フレンドリーカップ」 80チーム参戦

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 ボッチャは、重度の脳性まひや手足に重度の機能障がいを持つ人のためにヨーロッパで考案されたスポーツ。「ジャックボール」と呼ばれる白いボールに、1チーム6個の赤または青のボールを投げたり、蹴ったり、補助器具を使って転がしたりして、ジャックボールに近い球の数を競う競技。パラリンピックの正式種目として採用され、東京パラリンピックでは日本人選手が金メダルを獲得したことから、広く注目を集めている。

 同協会は、2019年にスカイホール豊田を会場に「第21回日本ボッチャ選手権」が開催されたことをきっかけに、豊田市におけるボッチャの振興と普及を図ることを目的として昨5月に設立。同年11月には多くの市民が参加して設立記念大会が行われ、性別や年齢、障がいの有無を超えた市民の交流が図られたことから今回、フレンドリーカップを企画した。

 スポーツの日に合わせて開かれた同大会には、市内外の企業や団体などから80チーム、約300人が出場。大会に先立ち行われた開会式では、同協会の鈴木雅博会長のあいさつや、協会役員によるルール説明などが行われ、その後、競技がスタートした。

 競技は3つのグループごとに8面を使ったチーム戦で行われ、参加者は声を掛け合い、ジャックボールを目がけてボールを放ち、同じチームのボールがジャックボールに接近すると、メンバー同士が拍手して喜び合う姿が見られた。車いすに乗った選手や重度の障がいを持ち補助器具を使う選手らが真剣な表情で試合に臨むなど、ボッチャを通じて健常者と身がい者が親睦を深めた。

鈴木雅博会長は「多くのボランティアや協賛企業の支えがあり大勢の人が参加する大会を開くことができた。障がいの有る無しにかかわらず、みんなで一緒に楽しめるパラスポーツのボッチャを通じて、豊田市を笑顔あふれる街にしていきたい。皆さんと一緒に豊田市でボッチャの輪を広げていければ」と意気込みを見せる。

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