豊田商工会議所(豊田市小坂本町1)で10月25日、「豊田ものづくりブランド」認定式が行われた。
豊田ものづくりブランドは、自動車産業で培った高度な技術・生産方式を持ち地域の産業を支える中小企業・小規模事業者の持つ優れた技術・製品にスポットを当て、一定の基準を満たすものを認定し、企業の発展・雇用促進とものづくりレベル向上・イメージアップ目的に、豊田商工会議所や豊田市などで構成する豊田ものづくりブランド推進協議会が2014(平成26)年度から実施している制度。
9回目となる本年度は、4月から3カ月間の募集期間中に12件の申請があり、8月に審査を行った。結果、製品部門ではベンチャー企業が開発したITを活用した改善提案システムや豊田市産木材を活用したドーム型テントなど4件、技術部門では自動車部品などの物流容器に工夫を加えた2件を認定した。
当日は、認定された技術・製品を手がけた6事業者の代表らが出席。同会議所の三宅英臣会頭から認定証や盾を受け取った後、認定された技術・製品についてプレゼンテーションを行い、製品に懸ける思いや今後の意気込みなどを述べ、喜びを伝えた。
認定企業には、販路開拓事業に関わる補助上限額の引き上げや2023年2月に横浜市で開催される「テクニカルショウヨコハマ」への集団出店、パンフレットによる周知、ロゴマークの使用などの支援を行う。
認定された技術・製品は、豊田ものづくりブランドのホームページで確認できる。