トヨタ生活協同組合(豊栄町、愛称「メグリア」)と共同で開発・商品化したコラボ恵方巻きの試作・発表会が1月16日、愛知県立豊田東高校(豊田市御立町1)で行われた。
同校は、1年で「将来自分はどのように社会の中で活躍するか」を考え、それらを実現するために必要な2年以降の授業を選択して学ぶ総合学科の高校。外国語や音楽、ビジネス、看護など11コースがあり、専門的な学習に取り組むとともに企業などと連携した学習に力を入れている。
今回の商品開発は、メグリア商品部が課外活動支援として実施してきたもので、調理・栄養プランの2年生20人が同部職員と共に特別授業でメニューを企画し、商品の絵コンテを作成。40案の中から試作や試食を重ね、2つのメニューが選ばれ商品化が決まった。
「ピリ辛サーモンユッケ巻」を考案した勝浦琴葉さんは「一般的な恵方巻きに飽きている人や魚が苦手な人も食べられるように生臭さが出ないよう味付けし、たくあんやキュウリで食感を楽しめるように工夫した」と話し、「ヤンニョムチキンロール」を考案した平山莉緒さんは「はやりを取り入れ、若い人にも興味を持ってもらえるような恵方巻きを考えた。卵焼きとニンジンと小松菜のナムルを入れることでヤンニョムチキンの辛さを和らげ食べやすいようにした」と話す。
同様の取り組みは猿投農林高校(井上町)でも行われ、同校とコラボした「ごま油香る海鮮巻」「チキン南蛮No1巻」と共に、コラボ恵方巻きとしてメグリアの大型店12店舗で、数量限定で予約販売している。価格は、ハーフ=378円、1本=753円。1月30日まで予約を受け付ける。