逢妻交流館(豊田市田町3)で3月12日、「キッズおシゴト体験ラボinとよた」が開催された。
豊田・逢妻交流館で「キッズおシゴト体験ラボ」 楽しみながら仕事を学ぶ
「子どもたちの笑顔やその保護者の笑顔、人と人とのつながりの大切さ、地域とのつながり、職業選択の自由」などをテーマとする同イベント。児童やその保護者らに向けて、さまざまな形で講座や教室、イベントを企画運営している一般社団法人「JOSHIGOTO LINK(ジョシゴトリンク)」(名古屋市昭和区)が企画し、豊田市男女共同参画センターが主催している。
当日は、豊田市内や近郊の小学校に通う児童約30人が参加。消防士や自動車整備士、フラワーショップなどのプロが指導し、自ら選んだ2つの仕事を体験した。
消防士体験では、子ども消防服に着替えた参加者が、豊田市消防本部総務課の職員2人から消防車の仕組みの説明を受け、消火活動で使われる実物のホースを握るなど消防士の仕事を体験した。
自動車整備士の体験コーナーでは、「旧車を新車のように蘇らせる」というレストアを手がける新明工業衣ヶ原3)顧問の石川實さんをはじめとする整備士から、ヴィッツやカローラ―の実車を用いて自動車の仕組みなどを学んだ。
仕事を体験し終えると「ラボ」と名付けられた仮想通貨が手渡され、児童らはそれをおもちゃと交換したりゲームに参加したりした。全国各地で手書きの願い事を集めて人工衛星で宇宙に届け、流れ星にするプロジェクトに取り組むリーマンサットプロジェクトのブースでは、参加した児童が思い思いに願い事を書き込みスタッフに手渡していた。
とよた男女共同参画センターの宮地達也さんは「男だから女だからといった性別の先入観で制約されることなく、一人一人が希望する道を選ぶきっかけにしてもらえるよう開催した。このイベントを通じて、将来仕事を選ぶ時に役立ててほしい」と期待を寄せる。