「令和5年度 地域をつなぐ 三好中WAKU WAKU作品展」が6月12日 ~16日、三好中学校(みよし市三好町)で開かれた。
三好中学校区では、地域住民と共に心豊かな子どもたちを育もうと「コミュニティ・スクール」を推進。地域活動への生徒の参加を呼びかけ、作品などの情報を積極的に発信し、地域住民や保護者が気軽に足を運べるようにすることで、開かれた学校づくりを目指している。
同作品展は「校長 吉田祐示 展」と題し、その一環として初めて開催。吉田校長は、子どもの頃から絵を描くことが好きで、高校1年生から地元の広報誌の表紙を担当。教員になってからは愛知県教育委員会健康学習課や生涯教育課などのほか、みよし市の小学校社会科副読本の表紙、「あいさつ強調月間」のイラストなどの多くの作品を手がけてきた。
会場となった第二図書室には、ホームページや「お便り」などに掲載している吉田校長のイラストの原画約60点を展示。「旅楽団」と名付けられたトリオが、花畑や雲海、海などを巡る様子を色鮮やかな水彩で描いた作品のほか、シャープペンシルだけを用いハッチングという技法を使った鉛筆画「ふるさと松平」、マーカーで描いたイラスト原画などを並べた。併せて感想カードも置き、作者と観覧者が交流することで地域との絆を深めるという取り組みも行われた。
最終日の16日には、保護者や卒業生、地域住民などが会場を訪れ、各作品の前で足を止め、
ゆっくりと鑑賞しながら懐かしそうに話をしたり、繊細な表現に驚いたりする人の姿もあった。
第2回の作品展は9月25日~29日、三好中保護者や卒業生、地域の人から絵画・彫刻・趣味で作成したパッチワークや模型、切り絵、デザイン、写真、人形、絵本、陶芸などの作品を集め、開く予定。