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みよし・カネヨシプレイスで「郷土芸能活動発表会」 おはやしや巫女舞披露も

カネヨシプレイスで開催された「第41回 みよし市郷土芸能伝承活動発表会」の様子。

カネヨシプレイスで開催された「第41回 みよし市郷土芸能伝承活動発表会」の様子。

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 「第41回 みよし市郷土芸能伝承活動発表会」が9月10日、みよし市文化センター「カネヨシプレイス」(みよし市三好町)で開催された。

みよし・カネヨシプレイスで「郷土芸能活動発表会」 おはやしや巫女舞披露も

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 同市各地域では、古くから受け継がれている郷土芸能を守り、次世代へ伝えるため、子どもたちが伝承活動に参加し、練習を重ねている団体・市民に、日頃の練習の成果を披露する場として、毎年この時期に開いている同発表会。当日は11団体が参加し、子どもたちの活躍を見ようと多くの保護者などが訪れた。

 会に先立ち行われた開会式では、小山祐みよし市長があいさつに立ち、「それぞれが持つ地域の伝統芸能は、みよし市にとって大きな財産で、伝統芸能は人でしか継承していくことができない。地域の子どもたちに伝統を引き継ぎ、その輪をさらにつなげていただければ」と述べ、郷土芸能伝承の意義を語った。

 発表会は、新屋山車(だし)保存会によるおはやしの模範演技で始まり、地域ごとに巫女(みこ)舞や和太鼓、棒の手などの郷土芸能を披露。おそろいの法被や巫女装束に身を包んだ子どもたちは、大きな舞台での発表に緊張しながらも、一生懸命、楽器の演奏や踊りに取り組んでいた。

 中でも、福田地区の巫女舞では、ステージの上手で笛や太鼓の演奏が行われ、音色に合わせて子どもたちが「浦安の舞」と呼ばれる扇子や鈴を使ったみやびな舞を披露すると、観客から盛大な拍手が送られた。日頃の練習の成果が発揮できた子どもたちは、満足した表情を浮かべていた。

 東山囃子保存会の発表では、平たんな道で演奏する「九天」や「和蘭」といった、東山地区に伝わるおはやしのほか、唱歌「ふるさと」やアニメソング「紅蓮華(ぐれんげ)」をおはやし風にアレンジしたものも披露。観客席では、驚きの表情を見せる人や、演奏に合わせて曲を口ずさむ人の姿も見られた。

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