愛知県立豊田東高校(豊田市御立町11)で7月13日、トヨタ生活協同組合(豊栄町2、愛称「メグリア」)と共同で開発・商品化したコラボ弁当の試作・お披露目会が行われた。
同校は、1年で「将来自分はどのように社会の中で活躍するか」を考え、それらを実現するために必要な2年以降の授業を選択して学ぶ総合学科の高校。外国語や音楽、ビジネス、看護など11コースがあり、専門的な学習に取り組むとともに企業などと連携した学習に力を入れている。
今回の商品開発は、メグリア商品部が課外活動支援として実施してきたもので、調理・栄養プランの3年生19人が同部職員と共に取り組んできた。5月から行われた特別授業では、「高校生と取り組む 未来につなげ!お弁当」をテーマに、地元産の豚肉とシイタケを使うという課題の下でメニューを企画し、商品の絵コンテを作成。試作や試食を重ね、その中から2つのメニューが選ばれ商品化が決まった。
当日、生徒らはメグリアの職員のアドバイスを受けながら、商品化された2種類の弁当を盛り付けた。
「免疫力アップ!豚肉のトマト&チーズ風味弁当」を考案した河野真夕(まゆ)さんは「ビタミンB1が豊富な豚肉や疲れを和らげる酢の物、免疫力を高めるほうれん草で栄養が取りやすいメニューを考えた。メインの食材と付け合わせとの栄養バランスを考えるのが難しかったが、栄養士を目指しているので、今回のレシピ作りは自信につながった」と話す。
「地産地消!豚唐&椎茸(しいたけ)で大人のお子様ランチ」を考案した内田結菜(ゆうな)さんは「病気と闘っているおばあちゃんにも喜んで食べてもらえることをイメージしながらメニューを考えた。シイタケが苦手という人も多いので味付けに工夫を凝らし食べやすくアレンジした。商品化が決まった時に周りの人が喜んでくれてうれしかった」と話す。
第1弾「免疫力アップ!豚肉のトマト&チーズ風味弁当」は7月23日~8月11日、第2弾「地産地消!豚唐&椎茸で大人のお子様ランチ」は8月12日~31日、メグリアの大型店11店舗で販売予定。価格は1パック429円。