「豊田ものづくりブランド認定式」が10月29日、豊田商工会議所(豊田市小坂本町1)で行われた。
豊田商工会議所で「豊田ものづくりブランド認定式」 9社の製品・技術を認定
豊田ものづくりブランドは、「自動車産業で培った高度な技術、生産方式を持つ産業都市」である同市を支える中小企業、小規模事業者の持つ優れた技術や製品にスポットを当て、一定の基準を満たすものを認定するブランド認定制度。企業の発展・雇用促進と豊田市のものづくりレベルの向上・イメージアップを目的に2014(平成26年)度から実施している。
11回目を迎えた今回は、今年2月から7月に市内中小企業、小規模事業者から11件の技術・製品の申請があり、浅井鉄工、アピュアン、サギサカ、シーウエーブ、福岡合成、三河電波工業、メック、友新精機、ワード技研の9社が認定を受けた。
認定式には、各社の代表者、太田稔彦豊田市長、豊田ものづくりブランド協議会の三宅英臣会長(豊田商工会議所会頭)ら関係者が出席。はじめに、三宅会長があいさつに立ち、「行政をはじめ各方面の支援のおかげで少しずつ定着してきた。自動車産業は100年に1度の大変革期を迎え苦労をしていると思うが、ピンチをチャンスに変えると将来は明るい」と述べ、取り組みの意義を強調した。
認定企業の代表に、三宅会長から認定証書、盾が授与された後、「認定を受けて、より一層価値の向上に努めていく」「今後は技術を磨き、新たな領域にも事業を広げていきたい」などと、各社代表者が受賞の喜びを表した。
今後、神奈川県横浜市で2025年2月に開催される第46回工業技術見本市「テクニカルショーヨコハマ2025」への出展などを通じて、全国の事業者に向けた訴求を行う。