
トヨタ生活協同組合「メグリア」本店(豊田市山之手町8)で3月8日・9日、地産地食の推進に向けた「SDGsイベント」が開催された。
メグリア本店で「SDGs」イベント 水産高生らが地産地消呼びかけ
SDGsに積極的に取り組む生産者から農産物や農産物を使った加工品を直接購入することで、市民に「地産地食」への興味関心を持ってもらおうと、「とよたSDGsパートナー」のトヨタ生活協同組合「メグリア」が企画した同イベント。今回、店頭では県内唯一の水産高校・愛知県立三谷水産高校(愛知県蒲郡市)の生徒らが企画・開発したつくだ煮「愛知丸ごはん」を店頭販売した。
同商品は、海洋科学科の生徒が実習船「愛知丸」に乗船し、2カ月にわたる海洋実習で釣り上げた、サイズがバラバラで、流通ルートに乗せるのが難しいカツオを原材料に、水産食品科の生徒が商品化のアイデアを考案。
同高の校長が地元でつくだ煮を製造する食品会社に相談し、揺れが激しい実習船でも食べやすいようジェルタイプにしたり、スプーンですくって食べやすいようにカツオの身を細かくしたりするなどといった高校生のアイデアを取り入れて商品化にこぎ着けた。
当日は、水産食品科の生徒5人らが試食販売を行い、買い物客に声をかけ、商品の魅力や調理方法を説明した。
併せて、本店おまつり広場では、家庭で余った食材を回収し寄付する「フードドライブ」のブースを設けたほか、豊田市産のイチゴを使ったスイーツを販売する「とよたいちごマルシェ」を行うなどして、買い物客に「地産地食」をアピールした。