「第59回 技能五輪全国大会」と「第41回 全国障害者技能競技大会」で優秀な成績を収めた選手6人が1月24日、太田稔彦・豊田市長を訪問した。
「技能五輪全国大会」は、国内の青年技能者の技能レベルの日本一を競う技能競技大会で、次代を担う青年技能者に努力目標を与えるとともに、技能の重要性、必要性をアピールし、技能尊重機運の醸成を図ることを目的に、「全国障害者技能競技大会」は、アビリンピックとも呼ばれ、障がい者が日頃培った技能を互いに競い合うことにより、その職業能力の向上を図るとともに、企業や社会一般の人々が障がい者に対する理解と認識を深め、その雇用の促進を図ることを目的に、それぞれ毎年開催しているもの。
両大会は12月17日~20日の4日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)などで開かれ、42の職種の競技に1,028人が参加した。
本年度の技能五輪全国大会では、トヨタ自動車所属の木下侑飛さん、弓削真暉さん、宇野快人さん、大山舜矢さんの4人が金賞を受賞。25の職種に374人が参加した全国障害者技能競技大会では、トヨタループス所属の 小野田勝之さんが金賞、山本巧さんが銀賞、岡本工さんが銅賞を受賞した。
この日は、受賞報告のため、6人の受賞者が豊田市役所を訪問。記念撮影の後、受賞者が順に受賞の感想や今後の抱負を述べると、太田市長から、「受賞おめでとうございます。ものづくりのまち豊田市にとってシンボリックな競技で日頃の成果が認められたというのは素晴らしいこと。今後もさらなる技術の磨き上げに励んでください」と祝いの言葉が贈られた。
続いて、受賞した選手たちが、自身が参加した競技の内容や作成物のポイントなどを、競技中に作成した課題物を見せながら太田市長に説明すると、市長が苦労した点や作品について、興味深そうに選手たちに質問をする様子も見られ、今後の活躍に期待を寄せる様子がうかがえた。